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 9月28日午後9時6分、東京ドーム。万雷の「村田」コールに送られながらグラウンドを歩く村田修一さん

 「いいセレモニーでしたね」。「ありがとう」。

 こんなやり取りが交わされたという男2人の背中はどこか対象的に見えました。古巣である横浜、巨人両チームのファンに改めて感謝を伝え、すっきりした満足感が漂う背広姿と、いつになく肩を落として寂しそうな背番号6。

 この直前に村田さんは場内一周で外野を歩いたのですが、右翼席から巨人時代の応援歌が流れたのに続き、左翼席前に足を運んだ際には横浜時代の応援歌が待っていました。過去のいきさつをすべて水に流すような7年ぶりの大合唱に、村田さんの涙線は緩みっぱなしでした。

 自らも涙をこらえきれなかった坂本勇人選手が最後に誘ったのは、敬愛する先輩の戦場だった三塁の守備位置。ここで両チームの選手が村田さんを胴上げした回数は三塁を示す「5」回でした。

 「あれだけ人望がある人ですから、野球界のために、いろいろな形で貢献してほしい」。坂本選手が先輩に送るエールです。

 そして、もうひとつ。「これからも仲良くしてほしい」。こちらは、かつてテレビ番組で「村田さんまでは友達」と笑顔で明かしていたキャプテンらしい願いでした。(チームカメラマン 金田昭一)

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